委託販売の売上管理
委託販売の売上をCSVで集計する方法|販売数・手数料・支払額を整理
委託販売の商品数が増えると、商品ごとの販売数、販売価格、 委託販売手数料、作家への支払額を手作業で計算するのが大変になります。 この記事では、委託販売の売上データをCSVで管理し、 売上金額・手数料・支払額を集計する方法をわかりやすく解説します。
委託販売の売上管理で整理したい項目
委託販売では、商品が売れた金額だけでなく、 何点売れたのか、手数料はいくらか、 作家へいくら支払うのかを整理する必要があります。
CSVで管理するときは、最低限、次の項目を用意しておくと集計しやすくなります。
- 商品名
- 販売数
- 販売価格
- 委託販売手数料率
この4項目があれば、商品ごとの売上金額、 委託販売手数料、作家への支払額を計算できます。
CSVとは?
CSVは、表形式のデータをカンマで区切って保存するファイル形式です。 ExcelやGoogleスプレッドシートで作成した表を、 CSV形式で保存できます。
Excelファイルより構造がシンプルなため、 集計ツールや他のシステムへデータを取り込むときによく使われます。
CSVのファイル名は 「2026年7月委託販売売上.csv」のように、 対象期間がわかる名前にしておくと管理しやすくなります。
委託販売用CSVの作成例
CSVの1行目には項目名を入力し、 2行目以降に商品ごとの販売データを入力します。
商品名,販売数,販売価格,手数料率 淡水パールピアス,3,2200,30 リネン巾着ポーチ,2,1800,25 布小物セット,1,3500,30
この例では、淡水パールピアスが3点、 1点あたり2,200円で販売され、 委託販売手数料率が30%であることを表しています。
商品名
販売した商品を識別するための名称です。 商品名は、納品書や在庫表と同じ表記にしておくと確認しやすくなります。
販売数
対象期間中に売れた数量を入力します。 販売がなかった商品をCSVに含める場合は、 0と入力する方法もあります。
販売価格
商品1点あたりの販売価格を入力します。 CSV集計ツールへ読み込む場合は、 「2,200円」ではなく「2200」のように数字だけで入力すると確実です。
手数料率
委託販売先へ支払う手数料率を入力します。 手数料率が30%なら「30」と入力します。
売上・手数料・支払額の計算方法
CSVに入力した販売数、販売価格、手数料率を使って、 商品ごとの金額を計算します。
作家へ支払う金額を計算するときは、 売上金額から委託販売手数料を差し引きます。
CSVデータを集計した例
先ほどのCSVをもとに計算すると、次のようになります。
| 商品名 | 販売数 | 販売価格 | 手数料率 | 売上 | 手数料 | 支払額 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 淡水パールピアス | 3点 | 2,200円 | 30% | 6,600円 | 1,980円 | 4,620円 |
| リネン巾着ポーチ | 2点 | 1,800円 | 25% | 3,600円 | 900円 | 2,700円 |
| 布小物セット | 1点 | 3,500円 | 30% | 3,500円 | 1,050円 | 2,450円 |
販売点数合計:6点
売上合計:13,700円
手数料合計:3,930円
作家への支払額合計:9,770円
委託販売の売上をCSVで集計する流れ
販売データを入力
商品名、販売数、販売価格、手数料率をExcelやスプレッドシートに入力します。
CSV形式で保存
作成した表をCSV形式でダウンロードまたは保存します。
CSVを集計
CSV集計ツールへファイルを読み込み、売上・手数料・支払額を計算します。
精算書を作成
集計結果を精算書PDF作成ツールへ引き継ぎ、店舗名や作家名を入力します。
CSVを作成するときの注意点
1行目に見出しを入れる
CSV集計ツールでは、1行目を見出し行として読み飛ばします。 1行目には「商品名,販売数,販売価格,手数料率」と入力してください。
列の順番を変えない
商品名、販売数、販売価格、手数料率の順番で入力します。 列の順番が変わると、正しく計算できない可能性があります。
金額や手数料率は数字で入力する
販売価格には「円」、手数料率には「%」を付けず、 半角数字で入力するのがおすすめです。
商品名にカンマを入れない
CSVではカンマが列の区切りとして使われます。 現在のCSV集計ツールを利用する場合は、 商品名の中にカンマを入れないようにしてください。
UTF-8形式で保存する
文字化けする場合は、CSVをUTF-8形式で保存し直してください。 GoogleスプレッドシートからCSVをダウンロードする方法も利用できます。
CSV集計を使うメリット
- 商品ごとの計算ミスを減らせる
- 販売数が多くてもまとめて集計できる
- 手数料率が商品ごとに異なる場合にも対応しやすい
- 毎月の売上データをファイルとして残せる
- 集計結果から精算書を作成しやすい
商品数が少ないうちは手計算でも対応できますが、 毎月の販売数が増えてくると、CSVによる管理が便利になります。
無料ツール
CSVから売上・手数料・支払額を自動集計できます
商品名、販売数、販売価格、手数料率を入力したCSVを読み込むと、 商品ごとの売上金額・手数料・支払額を自動で計算できます。 集計結果は、そのまま精算書PDF作成ツールへ引き継げます。
読み込んだCSVデータはブラウザ上で処理され、 サーバーには保存されません。
よくある質問
Excelファイルをそのまま読み込めますか?
現在のCSV集計ツールはCSV形式に対応しています。 Excelで作成した表は、CSV形式で保存してから読み込んでください。
スマホからCSVをアップロードできますか?
スマホからもCSVを選択できます。 iPhoneではファイルアプリ、AndroidではFilesやGoogle Driveなどから選択できます。
商品ごとに手数料率が違っても集計できますか?
商品ごとの行にそれぞれ手数料率を入力すれば、 異なる手数料率で計算できます。
CSVのデータは保存されますか?
CSVの読み込みと集計はブラウザ上で行われます。 アップロードしたCSVファイルがサーバーに保存されることはありません。
集計結果から精算書を作成できますか?
CSV集計後に「この集計結果で精算書を作成する」ボタンを押すと、 商品名、販売数、販売価格、手数料率を精算書PDF作成ツールへ引き継げます。
まとめ
委託販売の売上をCSVで管理すると、 商品ごとの販売数、販売価格、手数料率を整理しやすくなります。
CSVから売上金額、委託販売手数料、 作家への支払額を集計できれば、 毎月の精算作業や精算書作成の負担も減らせます。
販売データが増えて手計算が大変になってきた場合は、 CSV集計ツールを活用してみてください。